対丈とは
日時: 2011-1-27 , 09:24
身丈直しが希望のお客様から「対丈」とはなんですか?
という質問がありましたので記載いたします。
通常 女物着物の身丈は身長と同じにします。
このままだと着る時に長すぎるのですが、
着付け時に「おはしょり」といって生地を摘まんで
帯の装着時に隠れる部分で長さを調節します。
対丈はこの「おはしょり」をしないでそのまま着る
着用法の事を言います。
雨ゴートや男物着物や男物長襦袢は、対丈での
仕立てとなります。
また、
アンティーク着物やリサイクル着物で身幅はバッチリ
合っても、自分の身長が高い場合に「おはしょり」を
しなければ着れる長さといったような場合にもこの
方法で着用します。
着るにはテクニックが多少必要と言われていますが、
逆に着付けが速くていいという人もいます。
背がつっぱるように感じたりする人もいるようです。
また、衿元の着崩れが直しづらいとか、後からの
衣紋が抜きづらいなどという人もいますが、
ようは慣れだと思います。