採寸の方法
着物を仕立てる前に体の各箇所を測り、お客様にぴったりの 寸法でお作りするために採寸が必要です。
基本的には次の4つから割り出して着物の各部分の長さが決まっていきます。
○身長
○裄(ゆき)
○バスト
○ヒップ
身丈:身長と同じです。
裄(ゆき):手を斜め45度に下げて、首の後ろの背骨のグリグリがあるところから
肩の線に沿って手首のくるぶしが隠れるまでの間を測ります。
(裄=袖幅+肩幅)
裄≒身長×10分の4+2cm
胸幅:左右のバストポイントを通り両脇の中心まで測ります。
抱き幅=胸幅×2分の1
胴周り:胴、お尻、お腹で一番太いところを測ります。
後巾 = ヒップ/4 + 6cm
前巾 = ヒップ/4 + 1cm
例:胴回り90cmの場合 後幅29cm(7寸7分) 前幅22.5cm(5寸9分)
袖丈:通常、身長の3分の1 好みで多少変化します。
袖付:21cm(5寸5分)や23cm(6寸)が基準です。
袵下がり:肩山から23cm(6寸)が基準
褄下:身長×2分の1が基準
繰越:2cm(5分)が基準
衿肩明:首周り女性なら首の中心周り、男性なら首の付け根周り)
衿肩明=首周り×4分の1
以上は基本ですがお客様の体の特徴により多少の増減があります。
お分かりになる方はお仕立て寸法票に記入してみてください。
着物のTPO
知ってると便利な着物の情報です。
着物のTPO
どんなときに何を着ていくか?
自分の立場 | 装着する着物 | 装着する帯 | |
卒業式 謝恩会 |
本人 | 振袖 訪問着 袴 |
袋帯 半幅帯 |
入学式 卒業式 |
母親 | 訪問着 色無地 |
袋帯 名古屋帯 |
お葬式 | 親族 | 喪服 | 黒供帯 |
参列者 | 色無地 | 黒供帯 | |
お通夜 法事 告別式 |
参列者 | 色無地 | 黒供帯 |
成人式 | 本人 | 振袖 | 袋帯 |
結婚式 | ミス | 振袖 訪問着 |
袋帯 |
ミセス (親族) |
黒留袖 色留袖 |
袋帯 | |
他の来賓 (友人同僚) (遠い親戚) |
訪問着 付け下げ 色無地 |
袋帯 | |
結納 | 仲人(男) | 黒の紋付羽織 | 角帯 |
仲人(女) | 訪問着 色無地 |
袋帯 | |
父親 | 黒の紋付羽織 | 角帯 | |
母親 | 訪問着 色無地 |
袋帯 | |
花婿 | 黒の紋付羽織 | 角帯 | |
花嫁 | 振袖 訪問着 |
袋帯 | |
お見合い | 本人 (女性) |
振袖 訪問着 小紋 |
袋帯 名古屋帯 |
付き添い | 訪問着 色無地 |
袋帯 |